バレーボールのアタックに効果的な3つの練習方法

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バレーボールを始めた人なら、誰しも強烈なアタックを決めたいと思うのではないでしょうか。

セッターのようにチームをコントロールする司令塔も花形ポジションですが、チームのエースと呼ばれるのはアタッカーであり、勝負どころでアタックを決めてチームを勝利に導く姿には誰しも憧れると思います。

そのエースになるべく、アタックを上達するためには、どうしたらよいでしょうか?今回はその練習法についてご紹介します。

バレーボールのアタックは主に5種類!

バレーボールのアタックには、そのときの状況(トス)に応じて様々なうち方がありますが、主に以下の5つの打ち方があります。また、今回は詳述しませんが、同じアタックでも、ストレート、クロス、インナーなど打つ方向を変えることができます。

①セミクイックアタック(通称セミ)

最も基本的なアタックです。コート真ん中で垂直に上がったトスを打ちます。ややレフト側にトスを上げる通常のセミと、ややライト側に上げるバックセミがあります。クイックよりも低くありませんが、オープントスよりは低いです。

②オープンアタック、平行アタック

レフトあるいはライトのアタッカーが、アンテナ付近で打つアタックで、山なりの大きなトスをオープンアタック、地面に平行なトス(平行トス)を打つ並行アタックがあります。

山なりになるほど打ちやすいですが、高く遅いトスですので、ブロックされやすいデメリットもあります。一方、平行アタックは早いトスになりますのでブロッカーが追いつきづらいですが、アタッカーもその分タイミングを取るのが難しいトスになります。

③クイックアタック

アタッカーがトスの直前直後に跳び、打つ体勢で待ち構えて、低いトスが上がった瞬間に打ち落とすイメージのアタックです。

コート中央のレフト側で打つとAクイック、ライト側で打つとCクイック、コート中央とレフトの中間地点で打つとBクイック、コート中央とライトの中間地点で打つとDクイックといいます。

非常に早い攻撃のため、背が低いアタッカーでもブロックされづらいのが最大のメリットですが、攻撃を先読みされてブロッカーに待ち構えられると、簡単にブロックされるというデメリットがあります。

また、レシーブを正確にしないといけない制約もありますので守備がしっかりしたチームでなければできない攻撃です。

④バックアタック

後衛の選手がアタックラインの手前で跳んで打つアタックをバックアタックといいます。アタックラインより手前で跳べば、空中でどんなに前に出て打っても反則にはなりません。基本的にはオープンアタックと同様な打ち方になります。

⑤移動攻撃(ブロード攻撃、ランニングアタック)

例えばセンターの選手がレフトやライトに移動して走りながら打つアタックを移動攻撃(ブロード攻撃、ランニングアタック)と言います。

センターだけでなくレフト(ライト)からセンターの移動攻撃もあり、アタックのバリエーションが格段に増えますが、個人の技術とチームワークが高いレベルで要求される高度なアタックです。

具体的には、走りながら跳んで打つため、空中姿勢を保つのが難しく、利き手の肩が下がってしまうため、利き手と同じ側の膝を上げるなど、通常とは違う高度な打ち方が要求されます。

⑥その他

一人時間差攻撃:一人でクイックのおとりと、セミアタックをする攻撃

ひかり攻撃    :B(D)クイックと同じ早さの平行トスを打つ攻撃

※ひかり新幹線にちなんで命名された攻撃

次のページでアタックの基本動作について解説していきます。

アタックの基本動作3つ!

アタックの基本動作は次の3つです。「助走」「ジャンプ」「打つ(アタック)」それぞれ基本的なフォームを身に付け、この3つの動作をタイミングよくうまく連動させると、良いアタックを打つことができます。

①助走

当たり前ですが、助走した方が高く跳ぶことができます。しかし、助走は意外と難しいです。

跳び箱や走り幅跳びの助走がうまくいかなかったご経験がある方は多いと思います。そのときのトスの高さ、早さ、位置に応じて的確に歩幅と移動速度を調整して、高くて適正な打点となるジャンプに結びつけるには、相当な練習と経験が必要となります。

適正な歩幅とタイミングでボールの落下点に入り、バックスイングをしながら可能な限り体勢を沈めて、ジャンプに移らなければなりません。

助走中、低い姿勢を保たなければ、姿勢の上下動はジャンプの妨げになりますので、足腰を鍛える必要があります。

まずは1歩助走から練習して、2歩、3歩助走に移行します。応用編として、移動攻撃がありますが、通常と異なり、両足で伸び上がらず、バックスイングはせずに利き手の方の膝を上げて片足で跳ぶため、低い姿勢の助走とはなりません。

②ジャンプ

低い姿勢で両腕バックスイングの状態で、右(左)打ちの方は右(左)足のかかとから強く踏み込み、次に左足のかかとも踏み込んで、両足がそろった瞬間に、両腕を一気に上へ振り上げると同時に、伸び上がるように跳びます。

伸び上がった瞬間は地面に垂直の状態でまっすぐとなっていますが、強くボールを打つために、腕は振り上げてアタックを打つ体勢になりつつ、足裏を後ろに上げて、体全体を反るかたちにします。

セミ、オープン系のアタックと違い、クイック系はバックスイングも早くする必要があります。肘を伸ばさず曲げた状態で脇を締めるようにすばやく振り上げます。

また、応用編として、移動攻撃のときは、片足ジャンプで、片方の膝(利き手の側の)が上がった状態で、体全体を反ったりはしません。

③打つ(アタック)

ジャンプした瞬間は両手万歳した状態になりますが、利き手とは反対の手は上げたまま、その指先で落下してくるボールをマークしつつ、利き手はひじをまげて開いた手のひらが耳のそばにくるように構えます。

打点は地面から60度の角度に向かって利き腕を伸ばし、ほんの少しひじをまげたところの手のひらの位置になります。ボールが打点に落下する瞬間に、野球のスローイングと同様に腰のひねりから、肩、肘、腕、手首を連動させて、手のひらの指付け根あたりで強くミートするように叩きます。ミートした瞬間は、手首のスナップを利かせて手のひらを止めるようにするのがポイントです。

まずは頭で理解することが重要ですので、よく読み直しながら実践してみると良いでしょう。

続いてはアタックが上達するためのオススメの練習メニューを紹介します。

アタックが上達するための3つのオススメ練習メニュー!

以上、アタックの基本動作を説明いたしましたが、いよいよアタック上達のための練習法をご紹介します。基本動作の反復練習と、実際のアタック練習も重要ですが、以下の練習も上達には欠かせないと思います。

①壁打ち

非常に地味ですが、アタックの最も重要な練習の一つです。壁に跳ね返るボールをコントロールしなければ長時間継続することができず、そのためにはミートの強さや方向を自由に変えることができなければなりません。

まずは跳ばずに正しいミートの仕方を身に付けましょう。ただ打ち続けるだけでなく、跳ね返ってきたボールを一度真上にトスをする、さらにトスしてから体を1回転させてから打つ、など様々な応用練習がありますので、ご自分で工夫してみてください。

②ツイストジャンプ

チームを勝利へ導く勝負強いアタッカーになるためには、どんなに体勢やタイミングが崩れても打ち抜く技術が必要です。

そのためには空中姿勢のバランス感覚が重要です。それを身に付けるためには、アタックと同じように跳んだら、空中で左右にすばやく体を捻るツイストジャンプの練習がオススメです。

地味ですが、練習前にウォーミングアップに取り入れて毎回するようにしてください。自然と、空中で姿勢を捻ってどんな体勢でも打つことができるバランス感覚が養われます。

③タオルスイング練習

タオルを持ちながら、素振りの練習をしましょう。タオルにご自身のパワーを伝えて、よくしならせて鋭く振りぬくためには、正しくスイングする必要があります。

タオルのスイングを続けると、腰から肩、ひじ、腕、手首を連動させ、腕をしなるようにスイングさせてから、手首のスナップを利かせて手のひらを止める鋭いスイングができるようになります。

その結果、実際のアタックでもご自身のパワーをボールに伝えることができ、強烈なアタックが相手のコートに突き刺さると思います。

まとめ

バレーボールのアタックは非常に複雑な動作となっており、ジャンプのタイミングも含めて、身に付けるのに時間がかかるかもしれませんが、今回ご紹介した練習を継続することができれば、正しいフォームと、どんなに崩されても強く打ち込むための空中バランス感覚を身に付けられ、チームを勝利に導くエースアタッカーにもなれるのではないでしょうか。

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