大相撲の番付の見方とは?ぎっしり並んだ文字、不思議な記号の意味を理解しよう

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最近、不祥事が続いている角界。

しかしながら、栃ノ心の大関昇進など明るいニュースも飛び込んできており、また「鉄子」や「カメラ女子」などと肩を並べるように「スー女」という相撲大好き女子の人口も増え世間を賑わせています。

でも、まだまだ「相撲って何だか難しそう」、「番付の見方が分からない」という人も多いのが現実ではないでしょうか。

たしかに、番付表などだけ見ると相撲って難しいと思う人も多いかもしれません。

しかし、知れば知るほどはまっていくのが相撲の世界。

まさに、醍醐味といってもいいでしょう。

ここでは、大相撲の番付の見方や、階級の意味などについて説明していきたいと思います。

どうか最後までおつきあいください。

【大相撲番付の階級と意味一覧!】

まずは、大相撲の番付の一覧をご紹介します。

上から順番に、
〇横綱(0〜数人)
・2場所連続優勝程度の成績が必要
・最高地位、不在でもよい。

〇大関(1〜数人)
・3場所の勝ち星が33勝程度必要
・2番目に優秀な地位。

必ず、一人はいる。

〇関脇(2〜数人)
・関脇が強ければその場所は盛り上がる、といわれる。

何気に重要ポジション。

・東西に1名ずつ。

必ず1名はいる。

〇小結(2〜数人)
・小結~大関までが三役
・東西に1名ずつ。

必ず1名はいる。

〇前頭(平幕)(36人以下)
・「幕内」力士と呼ばれる
・東西1〜16枚目まで32名。

小結以上の力士数によって前頭の枚数は異なります。

〇十両(十枚目)
・月給が出て大銀杏が結える
・東西1〜13枚目まで26名。

〇幕下
・ちょんまげ、月給なし
・東西1〜60枚目まで120名。

〇三段目
・雪駄が履ける、着物が着用できる
・東西1〜100枚目まで200名。

〇序二段
・浴衣、下駄
・約350名。

人数の固定はなく、力士数が最も多い。

〇序の口
・デビューしたての新人
・約100名。

人数の固定はなし。

このようになっているのは、みなさんご存知だと思います。

更にここから細かく分類されているのですが、力士全体のことを『関取』というと思っている方はいらっしゃいませんか。

恥ずかしながら、私もしばらく前までそう思っていました。

『関取』と呼ばれるのは、上から、横綱、大関、関脇、小結、前頭(平幕)、十両。

それより下の、幕下、三段目、序二段、序の口のことは『力士養成員』と呼ばれます。

また『力士養成員』は待遇においても関取と大きく異なり、
・部屋の雑用
・関取や親方の世話
・お給料はもらえない(わずかな手当の支給のみ)
・結婚ができない
などの差がみられます。

経済面で考えれば結婚ができないのは分かる気がしますが、そこは決まりとして確立されているんですね。驚きです。

また、『関取』の中でも番付を「幕内」と呼ぶのは、横綱~前頭(平幕)までで、基本的にテレビの大相撲中継で放送されるのは、この幕内力士のみです。

よって、会場もこの幕内力士たちの取組みが始まる頃から混みあってくるわけですが、非常に熱心な相撲ファンの中には、早くから会場入りし、幕下以下の力士たちの相撲から観戦する方もいらっしゃいます。

そして、このうち、大関、関脇、小結のことをまとめて「三役」と表現したりします。

また、幕内力士の人数はあらかじめ42人と決められています。

なので、大相撲に出るのが42名の力士となり、その中から最少6人の三役を引いた、最大36人が前頭になる可能性があるとみていいでしょう。

三役が6人以上の更に、横綱が1人以上いる場合、前頭の人数は少なくなるというわけですね。

ちゃんとこのようにしっかりと決められているんですね。

なんだかややこしくも感じますが、前頭筆頭、前頭二枚目、前頭三枚目・・・といったように番付の順位が決められているのはそのためです。

ということは、東西最大18人の前頭の力士が番付内に存在することになります。

ここで、「東西ってどういう意味?」という疑問が出てくるわけですが、かつて相撲が東西対抗で行われていた名残だそうで、現在では、ただ分けているだけと解釈してもよさそうです。

現在の大相撲は、部屋別の総当たり戦なので、東方または西方同士の対戦も普通に行われますし、部屋が一緒でも東西分かれることもあります。

【番付表について知ろう】

相撲の番付とは、上記を呼んでいただくと分かると思いますが、各場所ごとに発表される力士たちのランキング(階級)のことです。

実は、この番付表、行司の手によって書かれているって、みなさんご存知でしたか?力士たちの名が隙間なくびっしりと書かれているのは「大入り満員になりますように」と願いが込められているんだそうです。

番付表、一度見て頂けたら分かると思うのですが、番付上位の力士程、四股名の文字が大きくなるので、一番下に書かれている力士の名前は、虫眼鏡で見ないと見えないほど細かいです。

これを手で書いているなんて、驚きですよね。

次に番付表の見方についてですが、番付表は上から5段階に分かれています。

見方は次の通りです。

〇一番上の段
・横綱、大関、関脇、小結、前頭
この幕内と呼ばれるだいたい44人程度の力士たちの四股名が番付表の大きなスペースを飾っています。

まさに、全力士たちの憧れでしょう。

〇二番目の段
・十両・幕下の力士たち
ちなみに十両は、明治時代にできた地位で、もともとは幕内の下の地位に幕下が位置していたそうです。

時代によって相撲の地位も変わるものなんですね。

〇三番目の段
・三段目の力士たち。

そのままです。

〇四番目の段
・序二段の力士たち。

〇五番目の段
・序の口の力士たち。

それぞれこのように名前が記されています。

また、番付表は、力士たちがメインスペースを飾りますが、それ以外にも番付表に名前が載る人たちがいるんですよ。

ご存知でしたか?それは、本場所に関わる人たちです。

詳細は、次のとおりです。

〇行司・・・相撲の審判です。

〇年寄・・・引退した力士。

「親方」ともいいます。

〇呼び出し・・・土俵上で力士の名前を呼ぶ人のことです。

〇床山・・・力士のまげを整える人のことです。

〇若者頭・・・相撲界のしきたりを若い力士に教育する人のことです。

このなかで、行司の名前は、番付表の真ん中の東西に分けられた力士たちの間に大きな文字で書かれているため、とても目立つ場所に位置しています。

力士と力士の間に行司がいて、まるで土俵の上で取り組みが始まる時の光景を表しているかのようですね。

それにしても、床山さんまで名前が載っているのは意外でした。

それだけ、力士たちにとって「まげ」というものは大切だということなのでしょうね。

また、江戸時代から、相撲の番付表は風物詩であり、縁起物であったそうです。

その昔、力士たちは神社建立の際の地鎮祭で四股を踏み、大地の神様を鎮めたと言われています。

また、太い文字でびっしり書かれた番付表は商売繁盛のイメージもあり、強さの象徴とされた力士たちの番付表が縁起物とされた理由もなんとなく分かるような気がしますね。

~相撲文字って?~

番付表の文字が行司によって書かれているというのは上記に記載しましたが、その文字は相撲文字または、相撲字とよばれています。

相撲文字は力士たちの身体の大きさや力強さを表現する文字のため、太く書かれているのが特徴で、やはり最高位の横綱が一番大きく書かれているのです。

いかがでしたか。

知れば知るほど奥深い相撲の世界。

最初に記した通り、角界は今、逆風に吹かれている時だとは思いますが、ファンからすれば大相撲の魅力というものはそんなことでは廃れていくものではありません。

これかれ少しでも、相撲に興味を持ち、角界が活気を取り戻す日が来ることをいちファンとして心より願っています。

最後まで、読んでくださりありがとうございました。

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