柔道の帯には何色がある?その意味とは?

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日本の伝統的武道である柔道は、オリンピックの正式種目にも採用されており世界中にその名が知られています。

ですが、私たち日本人はその国技とも言える柔道をどれくらい知っているのでしょうか?

今回は、柔道の帯に注目して行きたいと思います。

柔道の発祥は?競技人口はどれくらい?

柔道は、日本武道協議会認定の九大武道の一つです。

他には、空手道、剣道、相撲、弓道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道が名前を連ねています。

これらを修練して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道であると制定しています。

現在の柔道の礎を築いたのは、嘉納治五郎とされています。

柔術修行に打ち込み、様々な流派のいいところを学び、創意工夫を加え1882年明治15年に創設しました。

日本国内にとどまらず海外でも精力的に活動し世界へと知られるようになった柔道は長い歳月を経て、1964年に開催された東京オリンピックから正式種目として認められ現在に至ります。

現在の競技人口は国内で20万人と言われていますが、海外に目を向けると国際柔道連盟に加盟している国は180カ国以上の国と地域に上っています。

また、ヨーロッパを中心に人気が高く、特にフランスでは競技人口は50万人以上で日本の2倍以上と大きく上回っています。

フランスで競技人口がなぜ多いのかというと、柔道の礼儀・規律・尊敬などを重んじる精神が教育面にいい影響を及ぼすと考えてられているからだそうです。

柔道の帯の色とその意味とは?

柔道をはじめとする“武道”はその実力と経験年数に応じて段級位制を取り入れています。

柔道ではその位に応じて帯の色を変えていくという習慣があります。

これは先ほど述べた柔道の祖、嘉納治五郎が講道館柔道を創設した後に傑出した人材が出てきたことにより黒帯を締めさせるようになったのがはじめと言われています。

階級によって帯の色が違うので紹介していきます。

①成年

段位:4級以下
帯の色:白

段位:1~3級
帯の色:茶

段位:初段~5段
帯の色:黒帯

段位:6~8段
帯の色:紅白

段位:9段以上
帯の色:紅

※初段を取得するための条件として14歳以上であるため、14歳未満の場合は下記のようになります。

②少年

段位:初心者
帯の色:白

段位:5級
帯の色:黄

段位:4級
帯の色:橙

段位:3級
帯の色:緑

段位:2級
帯の色:紫

段位:1級
帯の色:茶

このように成年では段位は数が増えていき、少年では級位が上がれば上がるほど数は減っていきます。

また、この段級位制は世界的にも採用されていて、「クロオビ」は世界で通用する単語となっていますし、「Black Belt」という名前の雑誌もあるほど知名度は高くなっています。

そもそもなぜ高段者の帯の色が黒かといいますと、柔道の帯は洗わないのが基本とされていました。

そのため、長い歳月、稽古に打ち込んでいくうちに帯が黒くなっていくことから、黒帯が強さの象徴となっていったのです。

現実問題、洗わなかったら衛生的にどうかと思いますが、当時であればいざ知らず現在ではちょっと考えづらいですよね。

またその前段階に当たる茶帯は、想像に難くないと思いますが、白から黒に変わっていく間の色ということになります。

また、柔道にあまり詳しくない方は初耳かもしれませんが、黒帯の上には紅白帯、赤帯というものがあり、段位はそれぞれ6~8段、9段以上というように決められています。

存在はしていますが目にしたという方は少ないのではないでしょうか。

その理由は段位昇格における条件があり現役時代には中々到達できるものではないからなのです。

昇格試験というものは講道館が定めたルールに則って行われます。

それによると、初段の受験資格は14歳以上であることと同様に、5段は20歳以上、6段は27歳以上、7段は33歳以上、8段は42歳以上と決められています。

また、その審議は技の習熟といった実技だけで判断するのではなく、柔道精神の習得・柔道に関する理解・普及発展に尽くした功績や試合成績・筆記試験と幅広い分野を事細かにかつ総合的な判断によって昇段が決められることとなります。

ちなみにオリンピックで3連覇を成し遂げた野村忠宏さんは現役を引退する直前に7段に昇格しています。

あれほどの成績を残した方でも現役時代にはそこまでであったということになります。

谷亮子さんが現役時代に4段であったことからも野村さんの凄さは群を抜いていることがわかります。

柔道の段位というのは確かに強さの象徴とされていますが、段位に上がっていくにつれ技術さだけでなく、名誉という意味合いも強くなってきます。

最上段位になってくるとその昇段に関わる裁量は曖昧となっていて、上位高段者は指導者としての色合いが強く、現役選手ではほとんどが4、5段となっています。

あの谷亮子さんも現役当時は4段でした。

これほどまでに上位高段者への道は険しくなっており、過去を振り返ってみても10段まで登りつめたのはあった15人とのことです。

日本よりもはるかに競技人口の多いフランスでもたった1人という狭き門となっています。

ちなみに、6段以上に昇段しても黒帯をつけることに問題はないそうです。

実際、野村選手も昇段してからも黒帯をつけていましたね。

ま と め

今回は、柔道の帯の色に注目していきました。

知っているようで知らなかった色の意味や昇段に必要なことを説明してきて、これまで見ていた柔道をまた違った視点で観戦できるかと思います。

これをきっかけに柔道以外の武道にも興味を持っていただけたら幸いです。

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