サッカーのゴールキーパーのための練習メニュー一覧

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世界の競技人口2億5千万人を誇る超人気スポーツ、サッカー。

そのサッカーのポジションで唯一、手を使うことが許されているのがゴールキーパーです。

味方のゴールを守る最後の砦、守備の要のポジションであり、「守護神」とも呼ばれる超重要ポジションです。

時速最大189 kmのシュートを防ぐためには、すぐれた動体視力と瞬発力が必要ですが、それだけではなく試合の状況を最もよく俯瞰的に見ることができることから、特に守備的選手へ指示を出し、守備全体の統率も行うため、瞬時に戦況把握と戦略的な判断ができる明晰な頭脳も求められます。

つまり、サッカーの中では非常に特殊なポジションのため、練習メニューも他の選手とは異なったものとなります。

さらに、サッカー選手の中で、キーパーになる確率は単純計算で11分の1ですから、したがって練習を指導してくださるキーパー経験者のコーチがいるチームは非常に少なく、キーパーになった選手は「どうやって練習したらいいんだろう?」と戸惑うのではないでしょうか。

そこで、ここでは、サッカーのゴールキーパーのための練習メニューをご紹介したいと思います。

キャッチングの基本練習


まずはキャッチングの基本から練習しましょう。

(1)キャッチングの基本型

①身体の正面でボールをキャッチ。

②身体の重心は前になるように。腰は落とさない。

③ボールを手で挟むのではなく掴むイメージ。

④脚はボールに反応して瞬時に動けるよう、肩幅かそれより少し広めに開いてつま先立ち。

(2)ノーバウンドのキャッチング練習

【練習方法】

①ゴールキーパーは膝立ちになる。

キャッチングの構え(準備)をする。

②別の選手またはコーチは、片手か両手でゴールキーパーに向かってボールを投げる。

③ゴールキーパーはボールを両手でキャッチする。

④キャッチ後、ゴールキーパーは片手か両手でボールを返球する

【ポイント】

①ボールをよく見る。

どういうタイミングで、どういう軌道のボールが来るか予測するため。

②身体の正面前方でボールをキャッチする。

③ボールを手ではさむのではなく、ボールをつかむイメージ。

④キャッチした後は、ボールを落として、敵選手に奪われないよう、しっかり納める。

⑤投げる人は最初から難しくならないようにスピードやコースなど考えて取りやすいボールを投げる。

(3)グラウンダーのキャッチング練習

【練習方法】

①ゴールキーパーは膝立ちになる。キャッチングの構え(準備)をする。

②別の選手またはコーチは、片手か両手でゴールキーパーに向かってグラウンダー(野球でいうゴロ)のボールを投げる。

③ゴールキーパーはボールを両手でキャッチする。

④キャッチ後、ゴールキーパーは片手か両手でボールを返球する

【ポイント】

①ボールをよく見る。

どういうタイミングで、どういう軌道のボールが来るか予測するため。

②ゴールキーパーはボールを投げられたコースに移動すること。

③膝をしっかり曲げ、より身体の前方でボールをとらえる。(こぼさないように)

④キャッチした後は、ボールを落として、敵選手に奪われないよう、しっかり納める。

⑤投げる人は最初から難しくならないようにスピードやコースなど考えて取りやすいボールを投げる。

ポジショニングの基本練習


次に、ポジショニングの練習をしましょう。

(1)ポジショニングの型

ボールとサッカーゴールの中心を結んだ直線上に立ち、状況に応じてゴールライン前か、もっと前に出るか、を判断します。

前に出すぎると、頭を越すループシュートを打たれますし、ゴールラインぎりぎりに居続けても、追いつめられるリスクがあります。

そのときによってどこにポジショニングすればよいかは異なりますので、瞬時の状況判断を身につけることを意識しましょう。

(2)ポジショニングの練習1

【練習方法】

①ゴールキーパーは、ゴール真ん中正面に立つようにポジショニングを取る。

②シュート役はゴール中心ではなく左右の端どちらかに向かってシュートを打つ。

③ゴールキーパーはシュートの方向へ移動し、ボールをキャッチする。

④キャッチ後、シュート役に返球する。

【ポイント】

①ボールをよく見る。

どういうタイミングで、どういう軌道のボールが来るか予測するため。

②シュート役がボールを蹴ったあと、ゴールキーパーはできるだけ早く移動する。

③ボールを手ではさむのではなく、ボールをつかむイメージ。

④キャッチした後は、ボールを落として、敵選手に奪われないよう、しっかり納める。

⑤シュートする人は最初から難しくならないようにスピードやコースなど考えて取りやすいボールを蹴る。

(2)ポジショニングの練習2

【練習方法】

①ゴールキーパーは、ゴール真ん中正面に立つようにポジショニングを取る。

②シュート役は、ペナルティエリアの右もしくは左端から、ゴール中心、左右の端どちらかに向かってシュートを打つ。

③ゴールキーパーはシュートの方向へ移動し、ボールをキャッチする。

④キャッチ後、シュート役に返球する。

【ポイント】

①ボールをよく見る。

どういうタイミングで、どういう軌道のボールが来るか予測するため。

②シュート役がボールを蹴ったあと、ゴールキーパーはできるだけ早く移動する。

③ボールを手ではさむのではなく、ボールをつかむイメージ。

④キャッチした後は、ボールを落として、敵選手に奪われないよう、しっかり納める。

⑤シュートする人は最初から難しくならないようにスピードやコースなど考えて取りやすいボールを蹴る。

ダイビングキャッチの基本練習


ダイビングキャッチは、最初に構えているポジションからステップによる移動では間に合わない距離にボールが飛んできたときに対処するための重要な技術です。

身体を空中で横に倒しながら地面に着地するため、わき腹や腰、背中などにダメージを受けるリスクがあります。

場合によってはヘルニアなどの重傷につながるケースもあり得ます。

体への負担が少ないダイビングキャッチの方法を身につけましょう。

(1)マットもしくは砂場でのダイビング練習(ボールなし)

【練習方法】

①片膝立ちから倒れる練習をする。

②両足立ちから倒れる練習をする。

③横に跳んで倒れる練習をする。

【ポイント】

①恐怖感をなくすため、マットや砂場で練習する。

②ゴールをイメージするため、コーンなどを置いたり、線を引いたりするとよい。

③やや斜め前に倒れる意識でスネの外側・太もも以下同順で倒れるとよい。

(3)グラウンドでのダイビング練習(ボールあり)

【練習方法】

①ボールを正面でキャッチした状態で、片膝立ちから倒れる練習をする。

②ボールを正面でキャッチした状態で、両足立ちから倒れる練習をする。

③ボールを正面でキャッチした状態で、横に跳んで倒れる練習をする。

【ポイント】

①マットや砂場で着地しても痛くないようになるまで練習してから行う。

②やや斜め前に倒れる意識でスネの外側・太もも以下同順で倒れるとよい。

③倒れた後もボールは離さず、こぼして敵に奪われることは絶対しない、という意識を持つ。

(4)グラウンドでのダイビングキャッチ練習

【練習方法】

①ゴールキーパーは、ゴール真ん中正面に立つようにポジショニングを取る。

②シュート役はゴール中心ではなく左右の端どちらかに向かってシュートを打つ。

③ゴールキーパーはシュートの方向へダイビングし、ボールをキャッチする。

④キャッチ後、シュート役に返球する。

【ポイント】

①ボールをよく見る。

どういうタイミングで、どういう軌道のボールが来るか予測するため。

②シュート役がボールを蹴ったあと、ゴールキーパーはできるだけ早く反応し、キャッチできるタイミングで跳ぶこと。

③ボールを手ではさむのではなく、ボールをつかむイメージ。

④キャッチした後は、ボールを落として、敵選手に奪われないよう、しっかり納める。

⑤シュートする人は最初から難しくならないようにスピードやコースなど考えて取りやすいボールを蹴る。

ま と め

キーパーはサッカーの中で非常に特殊なポジションですので、練習も特別なものになります。

指導者自身も経験していないことがほとんどのため、どう練習してよいかわからないという方が多いですが、その分しっかりとした基本を身につける練習をすることができれば、それだけ活躍することができます。

本来、キーパーが大活躍することはチームにとって望ましいことではないといわれます。

それだけ、守備が突破されてシュートを打たれているからです。

しかし、1人の優れたディフェンダーやミッドフィルダーがいても完全に失点を防ぐのは難しいですが、1人の優れたゴールキーパーは、完全に失点を防ぐことが可能なのです。

それが守護神といわれる所以です。

ゴールキーパーの基本的な練習を積み重ねて、あなたも日本の守護神を目指しましょう!

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