サーフィンが競技に!?一体どうやって波を発生させるのか?

シェアする

2020年東京オリンピックで正式に採用されたサーフィン競技。

中々競技としてのサーフィンに馴染みがないあなたに競技としてのサーフィンの紹介やオリンピックでの採点方法などをまとめて紹介していきます。

サーフィンの歴史

サーフィンの原形と言われるものは古代ポリネシア人(現在のハワイやタヒチに住んでいた人達のこと)によって始められたと言われています。

起源は定かではありませんが、少なくとも西暦400年頃には始められていたと考えられています。

そう考えると本当に古い歴史をもつものということがわかりますよね。

このように古代ポリネシア人によって始められたとされているサーフィンですが、実はサーフィンの歴史は一度廃れてしまっているのです。

それは、ポリネシアの島々がヨーロッパ文明によって発見されたことに関係があります。

ヨーロッパから流入してきた宗教によってサーフィンは邪魔なものとして扱われ、サーフボードさえも取り上げられてしまいました。

このことによりポリネシアの島々のサーフィンの歴史は途絶えてしまいました。

時代は流れ、20世紀初頭になると再び、ハワイでサーフィンをする動きが活発化してきました。

そして、「近代サーフィンの父」と呼ばれる、デューク・カハナモクの活躍によりスポーツとしてのサーフィンの礎が築かれることとなりました。

サーフィンのスタイルも多様化していく中、日本では戦後の1960年、アメリカ人が湘南や千葉の海でサーフィンを楽しんでいる様子を見て、地元の若者たちがそれを模倣して遊び始めたのが始まりと言われています。

その歴史と共に歩んできたものが日本サーフィン連盟になります。

1965年に設立され、現在では全国に70支部、会員数13,000人を数える団体となりました。

競技サーフィンのルールと採点方法

オリンピックでは、ボードの先端が尖っていて、細かいターンをしやすいショートボードといわれるサーフィンボードを使用した競技になります(男女別)。

このショートボードは、それまで平面的な動きであったサーフィンに縦の動きを与え、三次元のダイナミックな技を可能としました。

そして、採点方法は、波を乗りこなすランディングテクニックをジャッジが採点していきます。

この採点の基準は、技の難易度や創造性、スピードやパワフルかつダイナミックさなどで評価されていきます。

そのため、よりよい波を選ぶことはもちろん、積極的に難易度の高い技をしかけていくことが重要となります。

基本的なルールとしては、一つの波に乗れるのは一人だけです。

その権利はピークに最も近い人が得ます(崩れる直前の波の頂上をピークといいます)。

このことを優先権といいます。

いい波をつかむためにはいい場所をキープする必要がありますしそれをいち早く見つけられる目や経験が重要となります。

今回のオリンピックでは4メンヒートと呼ばれる方法が採用されます。

この方法は、4人ずつで競技を行い、2人が勝ち抜けるというものです。

1ヒート(試合)は波の状態によりますが、25分程度となります。

この定められた時間内で10本前後のランディングを行い、ベスト2ウェーブ制と言われる、採点方法で評価されます。

これはパネルジャッジ(3~5人)がつけたスコアの最高点と最低点をカットし、残りスコアの平均点を持ち点とします。

ランディングした本数の上位2本のスコアの合計点で勝敗を決して行く方法です。

オリンピックの会場はどこ?波がなかったらどうするの?

サーフィン競技は7月26日~29日の4日間で開催され、その会場は、千葉県釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)となっています。

志田下ポイントは、多くの国際試合や全日本選手権などの大会を開催してきた実績もあり、多くのサーファーにとっても人気のサーフポイントとして有名です。

そういう意味では、運営側としても計算ができる場所ということで開催しやすいといえそうです。

しかしながら、全く問題がないというわけではありません。

まず何よりも、世界に名立たるサーファーが一堂に会しオリンピックチャンピオンを決める大会においてハイレベルなしのぎの削り合いができるほどの波がたつのかということです。

日本では有名なポイントであっても世界的に見れば十分とは言えないのが実情です。

ましてや、自然が相手ですので凪のような状態では全く勝負になりません。

しかもオリンピックのスケジュールは先に決まってしまったため、この間にいい波がくるのかは誰にもわかりません。

一応、例年この季節は腰~胸の高さまで波は来るようです。

しかし、国際大会でのいい波となると高さは、成人男性の身長ほどは欲しいと言われています。

波の高さは全く予想できませんし、近くに波を起こすほどの台風が来ていれば開催自体が危ぶまれますし中々厳しい競技となりそうなサーフィンですが、オリンピックでは当然ですが、万が一も想定しているようです。

そのひとつがウェーブプールと呼ばれる、人工的に波を起こすプールのことです。

これさえあれば、どのような天候であっても安定していい波を作ることができ、高難度の技も多く挑戦されることでしょう。

この、人工波プールの問題点としてはその多額な建築費にあります。

その金額は数十億円に上るとも言われており、税金だけではまかないきれませんよね。

「自然の波で」とサーフィン競技を開催する上で重要視している発言が委員会からは聞かれていますが、今後、どのような対策をしていくのか見守っていきましょう。

ま と め

2020年東京オリンピックで初開催されるサーフィン競技をまとめていきました。

日本での開催結果によっては、オリンピックでのサーフィン競技の開催の今後を左右する重要なものになるかもしれません。

ぜひ成功をおさめて次のオリンピックでも開催されていければいいなと思います。

人気の関連記事一覧

あなたにおすすめの次の記事をピックアップ!


シェアする

フォローする